2017年7月13日木曜日

2020年度から始まる大学入試の新制度、新制度がちょっと見えてきた

以前ちょっとまとめた2020年度からの大学入試、特に英語の民間試験を利用する方法について、もうちょっと具体的な内容が見えてきた。

日経の記事によると、「受験生は高3の4~12月に最大2回受験でき、結果は点数と、語学力の国際規格に基づく段階別の成績として大学に提供する」そうだ。

リセマムの記事ではもっと突っ込んで、英検も採用した「ヨーロッパ共通参照枠(CEFR)」での各試験の点数の換算表がある。

必ず高3の4月からの9か月に受けなくてはならず、最大2回、というのがポイント。ただ、リセマムの記事によると提出できるのが2回というだけなので、受験はもっとできそう。そもそも複数の種類のテストがあるので、全部合わせて2回、というのは管理が難しいだろう。

結局、高3で受けなくてはならないのなら、現在小学生のなおの場合、対策を考えてもあまり意味はなさそうだ。

そもそも、センター試験の英語の代わりとなるだけなので、国公立の難関大学の場合、直接合否を左右するようなことはないのではないかと思う(なおがそんなところを狙うのかどうかはわからないが)。

リセマムの記事の換算表を見るといろいろ面白いことがわかる。まず、英検1級レベルの英語力に対応するCEFRのC1だと、TEAPやGTECなどの新参テストはまったく対応できないようだ。対応する点数がなかったり、あっても満点で実用的ではない。

そして、CEFRの最上級、C2になるとTOEFL iBTでも測定できず、IELTS一択になる。まあ、ここまで大学受験で求められることはあり得ないので、ここでは関係ない。

各テストの評価のされ方(「英語」の点数としての換算のされかた)は記事からはわからない。というか、おそらく決まってないのだろう。一律に換算するのではなく、大学・学部によって満点の基準が変わり、事前に換算方法を各大学が公表する、という手続きが無難だろう。

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