2016年8月7日日曜日

国語の問題集「出口汪の日本語論理トレーニング」

出口汪氏の小学生向け「論理エンジン」シリーズには、「国語力・考える力を伸ばす基礎力養成用」とされる「論理エンジン」が代表的で、国語の教材としては定番。

うちでは、まずは基礎からということで、入門に位置づけられる「出口汪の日本語論理トレーニング~論理エンジンJr」を持ってきた。1年間、家庭学習のみで国語を鍛えるために持ってきた教材のひとつで、3年生のときにも使っている。

「論理エンジン」の基本的な考え方は、国語を鍛えるということは、思考力を鍛えるということであり、すべての学力の根底にある、というもので、まあ多少なりとも頷ける話だ。

他の教材と比べて独創的で独自の存在というほどでもないが、良く練られている、というのが「出口汪の日本語論理トレーニング~論理エンジンJr」を使って2年目の感想だ。


なおの現在の国語力は、四谷大塚の全国統一小学生テストでは平均より少し下ぐらい。

予習シリーズのテキストは難解で難しいが、教科書レベルの問題集である学研の「毎日のドリル」や公「くもんの小学ドリル」だと「かんたーん」と言いながら瞬殺する。

「出口汪の日本語論理トレーニング」シリーズはレベル別に3冊、基礎編、習熟編、応用編がある。我が家では5月から一日見開き2ページをやり始めた。

まずは基礎編。最初の頃はものすごく簡単で、数秒で終わってしまう。最後の方はそれなりに解き応えのある問題が入ってくる。

解説や問題に使われる文章は平易で短いものが多い。国語が苦手な子どもはここから始めると良いだろう。主語・述語、係り受けといった文の構成の基礎から、指示語、接続語など文法的な内容が中心。

出口汪の日本語論理トレーニング 小学四年 基礎編出口汪の日本語論理トレーニング 小学四年 基礎編


次は習熟編。習熟編では、文章全体を通した理解を目指していく。話題、主張と根拠、比喩、原因と結果、心情の読み取りなど。

出口汪の日本語論理トレーニング 小学4年 習熟編―論理エンジンJr.出口汪の日本語論理トレーニング 小学4年 習熟編―論理エンジンJr.


応用編は、習熟編で学んだことを元に、物語文・説明文の読解をする他、理科や社会などへの応用など。文章の難易度がぐっと上がっていて、夏目漱石の「坊っちゃん」や芥川龍之介などが出てくる。

出口汪の日本語論理トレーニング 小学四年 応用編: 全学力を伸ばす基本ソフト 論理エンジンJr. (教育単行本)出口汪の日本語論理トレーニング 小学四年 応用編: 全学力を伸ばす基本ソフト 論理エンジンJr. (教育単行本)




3冊を通しての感想としては、基礎編や習熟編の最初の部分が簡単すぎるのと、応用編で芥川龍之介はやりすぎではないかとか、気になるところはあるが、とにかく手軽なのがいい。難易度が控えめなので、「解ける」楽しみがある。

この後は本編(?)の「論理エンジン」かなとも思うが、持ってこなかった(^^; 5年生になったら試してみよう。

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