2016年6月7日火曜日

ライティング、取り組みの記録とお勧めの方法

いわゆる英語の4技能、どこに焦点を当てて取り組むべきか、ということについては昔から色々と考えてきた(たとえば、過去記事「読む聞く話す書く、どれを鍛えるべき?」)。

幼児期から英語を修得することの明らかなメリットであるスピーキングとリスニング、総合的な語学力の育成には不可欠なリーディングに比べると、ライティングの優先度はどうしても下がる。

日本での大学受験には不要(難関大でもないかぎり、英作文の出題が少なく、合否の決定打にならない)、留学には必要だが、将来どんな進路をとるかわからないからだ。

だが、英語教育で求められる技能は、現在大きく変化しようとしている。将来、より総合的な英語力が大学入試でも求められるようになることは間違いない。

英検でもこの4月から、より本格的なライティングが求められるようになったし、今後この流れが変わることはなさそうだ。

我が家の場合、なおが小学生のうちに海外滞在の可能性があったということもあって、現地の小学校に放り込まれても、困ったりすることのない程度に鍛えておこう、というのがとりあえずの目標だった(前回も、今回も無事達成できた)。

年齢毎にライティングの取り組み・発達はこんな感じだ。

3~4歳:アルファベットをお遊びで書かせるぐらい。フォニックス、フォネミック・アウェアネスなどの準備段階

5歳:アルファベット、フォニックス・ワークを本人の気が向いたときに。

6歳:文法(Language Arts)のワークを始めた。サタデースクールが後半始まって、そちらでも少しずつ書くプロセスに慣れていく。宿題として週1で日記を書いた。

7歳:小学校に入るのと前後して、毎日決まった時間をワークに使うようになった。ライティングのワークとしては、SpectrumのWriting G1を使用。ただ、これ以外にもたくさんのリーディングや文法のワークを通じて、英語で考えて、英語で答えを書く練習を積んだ。サタデースクールは継続。

8歳:薄くて気軽に取り組める、Scholastic Success With Writing G3をやった後、Daily 6-Trait Writing G2に。後半は、半年間のアメリカ滞在。小学校の授業では、下書きから見直し、清書のプロセスを練習。

9歳:リーディング、文法、ボキャブラリー、ライティングのワークに幅広く取り組んだ。ライティングでは、テーマを与えられて、アイデアを出し、構成を考えて、文章にするまでの練習をDaily 6-Trait Writingで。下書きから聖書へのプロセスは、さぼって放置(^^; これ以外には、スクールの宿題のe-Learningで、ときどき作文がでることがあり、ポチポチタイプして入力していた。



なおは、文章を書くのが別に好きではなく、手紙を書いたりということもなかったので、各種ワークで書く練習をしたけれど、特に幼稚園~2年生ぐらいまでは、自由に絵日記を書いたり、物語を書いたり、と本人が楽しいと思える創作活動をするのが一番良い。

大文字・小文字の使い分けや、句読点の使い方などのLanguage Artsも、書く練習としては悪くはないが、あまり完璧な使い分けをこの時点で求めても無駄だと思う。

2,3年生からはライティングのワークを使って、お題に対するアイデア出しから構成、プルーフリーディング、清書の一連のプロセスを練習し始める。

我が家ではライティングのワークとしてDaily 6-Trait Writingを使ってきたけれど、今は入手困難なので、代わりになるのはSpectrumだと思う。

Spectrum Writing, Grade 3Spectrum Writing, Grade 3




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