2016年6月14日火曜日

基礎からの受験国語への取り組み(2)

予習シリーズの国語は、各回、1.説明(長文)、2.問題演習(長文)、3.文法その他、4.問題演習(文法その他)の4つのパートに分かれている。

なおの場合、文法その他の問題演習はさほど問題がないのだが、長文の問題演習が厳しい。

なおの答えを採点しながら、何がボトルネックになっているのか考えてみた。

まず、問題の文章自体がかなり難しい。使われている語彙が難しく、論の展開が単純ではない。

また、設問も3年生のときまでのように単純に「書き抜きなさい」というものではなく、「文章中の言葉を使って」答えるものが増えてくる。さらには、自分で言葉を考えて答えなくてはならないものも。

さらに、語数が多い。20字ぐらいならまだしも、45字で答えろ、というような問題では、途方に暮れてしまう。



なおが分からない、と感じる問題でも、なおの考えを聞いてみると、答えをある程度理解している場合が多い。ただ、決められた字数で表現するのが難しかったり、要素を繋げてスムーズな文章として表現するのが苦手なようだ。

これは、言語力でも流暢性の部分になり、そう簡単に小手先のテクニックで身につくわけではないので、焦らずに腰をすえて取り組む必要がある。



市販されている4年生向けの基本的なドリルは問題なく解くので、教科書レベルの理解力はあると判断して、その先へ向けてカリキュラムを考えていこう。

まずは、難易度が高くて正答率の低いメインテキストは後回し。

メインテキストの問題は必ず「次の文章をしっかり音読してから、後の問いに答えなさい。」という説明から始まる。通塾生の場合、自宅で宿題としてやるのか、授業で交代でやるのかはわからないが、おそらくは学力が低めの子向けの指示だろう。意味を理解せずに音読するのは難しい。後の設問への正答率はともかく、音読させることによって、難易度の高い文章に慣れさせよう、ということではないかと思う。

基礎演習問題集は割と解けるようなので、こちらを中心に進めていく。こちらも、とりあえずは音読。

記述問題は練習が必要だ。

最近ようやく、形式を守ることに慣れてきた。「なぜ」という問いなら、「から」。「なに」「こと」が聞かれているなら、「こと」。パターンに従う、というそれだけをまずはマスター。

後は、「文章中の言葉を使って」という問題の場合に、文中で見つけた答えを形式に合うように変化させて、かつ字数に注意しながら答えることができるように、練習を続けていく。

これには流暢性が必要になってくる。また、別の取り組みも平行して行っているので、効果が出てくることを期待しよう。

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2 件のコメント:

ものぐさハハ さんのコメント...

「文章中の言葉を使って」、難しいですよね!まだウチは3年生なので字数制限はない(と思う)ですが、子どもとしてはそのまま書き写そうとするので、要点をまとめるよう誘導するのが大変です。解答例を盗み見しながらがんばってます。(^^ゞ
語彙が難しいというのも同感です。上手く説明できずに、辞書ひいたり、ググって写真を見せたりしています。そのたび、Googleがなかった時代はどうやって生きてたんだろー、疑問は疑問のまま放置だったのかしらーとアホなことを考えたりします。

なおぱぱ さんのコメント...

>ものぐさハハさん

上級編だと、自分で言葉を考えないといけないのですが、そこまでいくと結構お手上げです(^^;

予習シリーズの場合、解答に含めるポイントがはっきり書いてあるので、そのポイントを逃さないように、少しでも正解に近づければ、とのんびりやっています。

Googleがない時代は、辞典とか百科事典とかが重宝されましたね。まあ、ぐぐって得た情報が間違っていることも多々あるので、そこら辺は教える側のリテラシーも重要です。