2014年2月10日月曜日

Leapfrog Tagと後継機種の話:WKのその後

Leapfrog Tagというのは、アメリカやオーストラリアで4~7歳向けとして販売されている「喋るペン」で、対応する絵本と一緒に購入して使う。

うちでは4歳半で購入、6歳になるぐらいまで活用した。特にTagについて詳しく書いたのはこのあたり。現在は絵本ごと知り合い宅に貸し出されている。

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単に「喋るペン」というだけなら、最近は日本の幼児~小学生向けに割と安くいろいろなものが開発されて売られているただ、どれも絵辞典に単語を発音させる機能をつけた程度でWKE卒業後にこれだ!という感じではない。ただ、喋るペンならではの良さはTagと共通なので、レベルさえあえば検討に値すると思う。

Tagの利点は、テレビやタブレットで絵本を見るのと違って、物理的に紙でできているから、絵本を読む、ということへの導入として使えるのがまずひとつ。まだ読めるようにならなくても、なんども聞いて内容を覚えてしまえば、ペンなしでページをめくっても楽しめる。

また、子どもに液晶画面を長い間見させるのはためらいがある私も、これなら子どもに時間制限をせずに与えても大丈夫な気がする。ただの絵本だし。

他の喋る絵本にはないTagならではの利点としては、どの絵本にもたいていインタラクティブな遊びがいくつか用意されているので、フォニックスの基礎を学んだりもできる。また、廉価版の類似商品とは違って、単語ごとにペンが反応するので、ペンを使って知らない単語の読みを確認する、といった使い方もできる。

欠点としては、何よりもまず比較的高価である、ということ。本体だけで5,000円ぐらい(利用する業者による、現地で$35ぐらい)するし、本体だけでは役に立たず、追加で購入する必要がある絵本も、私がよく買っていた頃はやはり一冊1,500円~2,000円した(本来はもう少し安いのだが、アマゾンでは本ではなくおもちゃ扱いになり送料がかさむ)。

また、米アマゾンを使う必要があって絵本を購入するのが大変だったり、また絵本の絶対的な数が限られているという問題もある。

タブレット向けの絵本アプリが普及するまでは、正直、これに代わる存在はなかったと思う。ネイティブの親であれば単に読み聞かせをすればいいのだが、日本人の親にとってはかなり強力な味方だ。

ただ、現在ではたとえばここで紹介したDr Suessのインタラクティブ絵本などは一冊あたり400円から。Tagと同じようにタッチで単語の発音が確認できるし、画面に触れたときの効果なんかは紙媒体のTagには真似できないほど子どもの注意を引きつける。

また、以前紹介したiBooksの朗読付き絵本も同等の値段だ。他にも、インタラクティブな絵本が朗読付きで楽しめるアプリが山ほど存在する。

これらに比べるとTagはやはり高くなる。幼児期にタブレットなどの電子機器に触れさせることについてどう考えるかで判断が分かれるだろう。

ちなみに、現在ヘビーユーザーであるアプリのReading Rainbowは、見開きをひとつの画面に収めるので文字が小さく、しかもページごとにしか読み上げてくれないので、あまり幼児向きではないと思う。お勧めは小学生以上、しかも自力読みが面倒だけれど絵本自体は好きというタイプの子どもむけだ。

ポストWorldwide Kidsの教材として考えた場合、親子で楽しめるし、タブレットと違って居間において自由に触らせても安心、という意味では強力な候補だと思う。

Tagを新しく買おう、という場合、悩ましいのは後継機として、Leapfrog Readerという機種がでていること。

外見はほぼ同じだが、ペンならではの「書く」(絵本の上で線をなぞって運筆の練習をする)機能がついているのがあたらしい。いや、実はTagでもその手の絵本が最後にでたが。
そして、メモリが20倍に!そのおかげでより充実した内容の絵本が作れるのだろう。以前のTag絵本も「一部は」使うことができ、これから開発・販売される絵本はReader向けになる。また、絵本の朗読データも販売されて、音声データだけ購入して手持ちの普通の絵本と組み合わせることもできるようになる(要は、朗読音声を再生するだけで、自分でページをめくる)。
Tag向けに販売されている絵本も使えるのだが、あくまでReader対応と書いてあるものだけなので注意。なぜ100%互換にできなかったのだろうか。


ちょっとだけ高いがおまけもついてくるし、今後のことを考えると今買うなら、やはりReaderの方が良いだろう。送料が高いのと、円安のせいもあって、昔よりも高くなってしまった…。

教育効果の高い、Human BodySolar SystemWorld Mapあたりは新機種でも動くのが嬉しい。

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4 件のコメント:

cotton さんのコメント...

このWKEのその後シリーズ、いまでも興味もって過去記事などを見させていただくと、以前も同じところで食い付いてる自分のコメントに出会い、ちょっとおもしろいです^^
他の方のブログ記事を読むとリマインダーの役割もあってやっぱりとても有り難いです。
わが家もそろそろ手持ちの北米版ituneカードで何か買わないと(笑)読みがもう一歩進んでから、、、と思ってたら寝かせすぎました(笑)

なおぱぱ さんのコメント...

>cottonさん

まだ寝かせていたんですか!(笑)
いっそ、ビデオを購入するのも手ですよ!

昔の記事のコメントって結構面白いですよね。この前cottonさんが「はじめまして」っておっしゃてるコメントを見つけて感動しました。

りゅうママ さんのコメント...

うちもちょうどこないだ、ハルくんのために3冊本を追加購入しました!
今ある本をえらく気に入って遊ぶので(といっても裏表紙のBGM?とか、そんなんですが(笑)小さい子用のがあったらいいなと。
まだちょ~っとそれでも早いような本しかないけど(tag juniorだとありますよね~)しばらく遊んでてもらおうと思います♫

なおぱぱ さんのコメント...

>りゅうママさん

そうか、りゅうママさんもお持ちでしたね。ちょっと高いんですが、3人に使えるといいですね!

Juniorの方は絵本がボードブックになっているようなのもあって、とにかく丈夫そうなのが魅力的です。

日本で言うと音の出る絵本のようなノリですよね。