2013年2月1日金曜日

英語は究極の先取りか

先日、先取り学習に関する私の考え方となおへの取り組みについて書いたので、では、我が家のメインである英語は先取りにあたるのか、ということについて考えてみる。

もちろん、中学以降は正規科目として学校で習い、最終的には大学入試で外せない科目になる英語を独自に家庭でやっているのだから、究極の先取りと言えないこともない。

将来、受験科目としての英語で有利になって欲しい、というのは我が家で英語をやっている理由のひとつでもある。

小学生のうちに英検一級というのは無理にしても、おそらく英検二級はいけるはず。と考えると、大学受験で必要な語彙や文法、読む力を中学入学前に手に入れてしまう、といえないこともない。

もちろん、大学受験で必要な学力には和文へ訳す力(日本語の表現力)や単純に英語だけではない読解力・理解力が含まれるので、もう勉強しなくても良いということにはならないが、控えめにいっても、強力な武器になるはずだ。

と、同時に、幼児からの英語は先取りではない。

というのも、聞く・話すに限っていえば、先取りに不可欠な年齢を超えた高度な認知能力が不要で、本当に「誰でも」適切かつ十分な接触があれば英語を身につけることができるからだ。

さらに、幼児期から英語力を身につけておくことで、いくつもの相乗効果がある。

まずは、非常に豊富な英語コンテンツが使えるようになること!

たとえば、科学でいえば映像ではSid the Science KidMagic School BusPopular Mechanics for Kids(今気がついたが、とうとう品切れ。激烈にプレミアがついている)、Wild Krattsとどれも日本語に訳されていない良質コンテンツがたくさん!

また、図鑑も非常に幅広く揃っている(たとえば、Usborne社)。日本の図鑑と違って、モノが列挙してあるだけでなく、解説が詳しいのが特徴だ。

さらには、BrainPOP Jr!。契約してから4ヶ月ほど経った今、ビデオはほぼ見終わったとなおが言うので(しっかり記録をとっていなかった…反省)、今はひとつずつ順番にクイズをやらせている。基本、平日は毎朝やるようにしているので、良い復習になる。

小学校で学ぶ理科や社会の範囲としっかりリンクさせつつ、低学年の子どもにわかりやすいように説明し、それでいて重要な概念・語彙をたたき込んでくれるこのサービス、未だに感動する。

これもよく考えたら当然のことで、日本語を話す人口はせいぜい1億2千万、少子化が進む今日この頃、子ども向けのビジネスは儲かりづらい構造になっているが、英語人口はもっと多く(5億)、また教育ビジネスはまだまだこれから。インドの中堅層が育ってきたら、さらにニーズが増えるだろう。

英語は中学からでも間に合う、というのは確かに一面真理をついているが、発達の重要な時期にこうした英語コンテンツの恩恵を受けることができない。

そういう意味で、我が家では英語は先取りではなく、枝葉をつけてくれる重要な存在だ(幹じゃないのか、と突っ込みを受けそうだが)。

年齢相応の英語コンテンツが楽しめるレベルを維持する、という当初からの目的は今のところ維持できている。おそらく、映像コンテンツに関しては、映像に助けられるという意味もあって、このまま年齢相応のものが楽しめる状態を続けることができるだろう。活字に関しては、一応6歳レベルには達しているようなので、これからの取り組み次第だろうか。

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宮本算数教室の計算ブロック足し算初級は最後の5枚ぐらいでストップ。足し算ではなく、パズルの方で手こずるようになった。そこで、計算ブロックかけ算初級に移ってみた。

宮本算数教室の教材賢くなるパズルかけ算初級―小学校全学年用宮本算数教室の教材賢くなるパズルかけ算初級―小学校全学年用


かけ算とは何かはわかっているが、まだ九九は覚えていない状態なので、2x3もじっと考えている。ちょうど良さそうだ。

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追記:

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4話入ったこちらのDVDが今なんと647円!こういうのを見ると、英語でビデオが見られるのは本当に重要だな、と思う。

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5 件のコメント:

cotton さんのコメント...

英語育児を始めた当初、早期教育をしているという
感覚が全くなかったわが家。
自分の経験から英語は話せたら楽しいよねくらいの感覚だったんですが。幼児期に英語に触れさせるって早期教育なの??って気付いたのはずいぶん後になってからです^^;実はいまでも早期教育をしているつもりがあんまりないという。。。そう言いながらも子どもが10代で何かに興味を持ったときに飛付けるだけの英語力は付けてあげたいです。
もう今の時点で英語育児やってるお子さんは、やってないお子さんに比べるといろんなコンテンツに触れる機会の幅が広がってますよね。うちの娘ですらそう思います。まだまだこれからだとは思いますが。
本当、世界は広いですもんね〜^^

トマト さんのコメント...

幼児番組だけをみても英語圏の方が良質で見せたくなる番組多いです。日本のはめったにありません。
ハーみたいに日常会話がちょっと出来るだけでは中学からの英語で高得点が狙えないのが残念です。

Yuzyママ さんのコメント...

幼児から英語に触れてきた子が、中学に入り、今までやってきた英語とはあまりにも違いショックを受けたという話をたまに聞きます。今までの学習を学校英語にうまくリンクさせることが出来れば、きっと中学の英語の授業も楽しめるのでしょうね。

Brain Pop Jr.!我が家はホームスクールの学校名で視聴をしているのですが、思わず通勤中も見たい!と携帯アプリまでDLしてしまいました。母が、かなり勉強になっています^^;

マモ さんのコメント...

息子が6年生ということもあり、最近の同級生のお母さん方との話題は中学校のことが多くなりました。うちの英語状況を知っている方たちからは“良いよねー!余裕だね!”とよく言われるんですが、そんな時には“テストで点を取るための英語をしてきたんじゃないからねー”って答えてます。
実際聞ける耳と話せる口が欲しくて始めた英語だったんですけど、今回の記事を読んで、周囲からは早期教育をしているように見えているからそのように言われるのかもとハッとしました。
そんなつもりはなくても、息子が通うことになる公立中学校の一年生の英語は今やっと過去形に入ったところだよと聞くと、塾でもまだ英語は選択しなくても良さそうだし、それなりにお得かも思います。
あとは自分のやってきた英語とは別物と思って謙虚に授業を受けてくれればいいかなと思っています。

そこまで深く考えずにいた私にとっては、今後試験で活かせるかもしれないのはラッキーな副産物だし、それも含め自分のやりたいことを叶えるときに英語が大きな手助けになればいいなぁと思っています。

なおぱぱ さんのコメント...

>cottonさん

あまり「早期教育」という言葉にこだわらなくてもいいと思います。
英語に限っていえば、私は幼児からやる意義が十分にあると思いますし、別に教え込んでいるわけでもないですしね。

なおはもう6歳で、そもそも正式な「教育」を受ける年齢になってしまいました。

>トマトさん

とくに幼児向けの番組は全然違いますよね!NHKの教育番組も、正直私にはピンとこないものが多いので。日本のテレビ番組はなんか作品を作るか娯楽を作るか、偏っている感じです。

ただ、小学生中学年ぐらいになると英語でもなかなか良い映像番組がなくて…。もう大人用ドキュメンタリーになってしまいます。

>Yuzyママさん

中学に入ったときに、なるべくカルチャーショックがないように、というのは工夫する必要がありますね。

BrainPOPはJrでも十分大人の勉強の素材になります!レッスンアイデアのところとか、全部読む時間がないほどです(^^;

>マモさん

すくなくとも中学時代はスペルを覚えるといった努力とは無縁のはずですから、得にはなるはず!
謙虚に授業を受ける、というのは重要ですね。

後は高校から先、自分の進路を自分で切り開いていくときに英語が武器になれば、と私も感じています。